Miro、生成AIを活用した新機能「Miro AI」を発表
公開日 2023年5月25日 最終更新日 2023年12月8日
ノベーションを加速させ、新製品やサービスの市場投入までの時間短縮をサポート
イノベーションを実現させるオンラインワークスペースMiro(本社:米国カリフォルニア州、日本法人:東京都千代田区、日本法人代表執行役社長:五十嵐 光喜)は、「Miro®」の更なる機能強化としてAI(人工知能)機能を備えた新機能「Miro AI」を発表しました。Miro AIは、大規模言語モデルと生成AIを駆使して、さまざまなプロセスとワークフローを合理化することで、ユーザーが製品とサービスをより迅速に市場に投入できるよう支援します。
Miroは、部門や場所を超えたハイブリッドな業務環境にあるチームであっても、顧客調査分析、戦略ワークショップ、技術図面作成、顧客中心の製品設計などといった複雑なワークフローを遂行可能な連携を生み出すことができます。Miro AIは、プラットフォーム全体でワークフローと機能が最適化されており、すべてのメンバーがイノベーションに必要な情報と機能に非同期でアクセスできるようになっています。
多種多様な企業で安心して利用できるように、Miro AI は、セキュリティとプライバシーを念頭に置いて設計されており、MicrosoftのAzure OpenAI Serviceと提携することで、企業が安全にAIを活かして大規模な機能構築ができるようになっています。Miro AI を利用しても、プラットフォーム上の管理コントロールは変更されず、企業側の管理者は、引き続きアクセスを簡単に追跡、管理、更新できます。また、入力データは、アウトプットの生成処理中のみ保持され、その後、入力データは保存されず、Miro に入力された情報は AIの教育には使用されません。
Miroの製品責任者であるVarun Parmarは、次のように述べています。「Miro AI は、チームが製品ライフサイクルのそれぞれの工程における業務を加速させるための重要な役割を担っています。 特に、研究開発を担当する製品チームが新製品や新サービスの開発を加速させる際などに価値を発揮します。Miro AI は、技術図面の作成、コード生成、コンテンツのまとめと分類などを実行できます。 目標は、無駄を排除し、アウトプットを最大化することです。」
また、ドイツ最大のオンライン自動車販売会社であるmobile.deの組織開発責任者であるVlore Krug氏は、次のように述べています。「AIは、あなたの仕事を助け、そして充実させます。Miro AIは、既に多くの形で私のチームに貢献してくれています。当社のアジャイルコーチは、一般に15人程度でブレインストーミングを行い、活動ごとに長い時間をかけて付箋に書かれたコメントやアイデアを分類します。Miro AIなら1分もかからずこの付箋を自動的に整理し、まとめられます。つまり、時間のかかる手作業で集中力や活気を失うリスクが減り、顧客や他のスタッフと協力する時間が増えるということです。」
Miro AIは、12の機能を備えており、意見やキーワードに基づいてアイデアを生成、要約、分類する機能、テキストに基づいて画像を自動生成する機能、シーケンス図(相互作用図)を使用して複雑なものを瞬時に視覚化する機能などが含まれます。
ドイツのハンブルクに拠点を置くコンサルティング会社のNot Yet Normalでビジネスストラテジストを務めるMartin Gleitsmann氏は、次のように述べています。「Miro AIが当社の接客業務を強力にサポートしてくれると期待しています。当社では、デザイナーからCMOまですべての参加者が、創造的で革新的なプロセスに一緒に取り組んでいると感じてほしいと考えます。AIベースの技術は、忙しい作業中にも参加者間の知識差を埋める効果的な表現を示してくれます。またMiro AIを業務に活用することで、消費者の行動を深く読み取り、観察し、トレンドを細かく理解することができます。人間による調査のバイアスもなく、何時間も何日も時間がかかることもありません。」
Miro AI は、ユーザーを念頭に構築されており、革新的なアイデアへと導く Miroの能力を象徴する機能で、ユーザーのイノベーションを加速させていきます。 新機能とアップデートは順次導入される予定で、ユーザーがこれから希望する新機能をリクエストできる場所としてMiro AI Wish Listを用意しております。
Miroについて
Miroは、イノベーションを可能にするオンラインワークスペースで、拠点を1つにしないあらゆる規模のチームが、未来を共に思い描き、そして実現することを可能にします。Miroのプラットフォームがもたらす無限のキャンバス上で、チームは魅力的なワークショップや会議の開催、商品の設計、ブレインストーミングなど、使い方はさまざまです。サンフランシスコとアムステルダムに拠点を置くMiroには、全世界に5,000万人を超えるユーザーがおり、その中にはFortune 100に数えられる企業の99%が含まれています。Miroは、2011年に創業し、現在では全世界12の事業所で1,500人を超える従業員を擁しています。詳細はウェブサイトをご覧ください。:https://miro.com
お問い合わせ:press@miro.com